土地から購入する場合はどういった流れになりますか?

A:まずは資金計画を行います。資金計画を行うことで、土地にかけてもいい予算が把握できます。次に銀行の事前審査を行います。事前審査の申込金額は資金計画で決定します。事前審査の承認後、土地探しスタートです。ご希望の予算内の土地が見つかったら、不動産屋さんに買い付け申込書を出します。いわゆる購入を前提とした予約になります。この際に前述しました事前審査の承認が効いてきます。買い付け申込をする際に、承認済みで予算を確保出来ているか、出来ていないかで不動産屋さんのお客様に対する印象が違ってきます。買い付け申し込み後、お客様がお建てになる建築業者様と、住宅のプラン、見積りを出してもらい、資金計画内の予算か確認の上、ご納得いただけましたら、住宅の請負契約、そして予約していた土地の売買契約を行います。それを持って、銀行への本申し込みを行います。事前審査で承認済みですので、事前審査後に他の借入れをおこしていたり、支払いを滞納していたり等がなければ、問題なく承認されます。承認後、銀行との契約を行います。本申し込みの承認を受けただけでは、まだお金は借りられません。銀行との契約を金銭消費貸借契約といいます。よく、金消(きんしょう)と省略されます。契約後、土地のお金を売り主さんに支払います。これを決済といいます。この際に、司法書士が同席をして、金銭の授受を見届けたら、売り主さんからお客様に名義を移す作業に入ります。これを所有権移転登記といいます。これで土地はお客様のものになります。
今回のケースは住宅ローンで土地を購入する場合ですが、土地売買に関しては、現金で購入する場合や、まずは土地だけで購入する場合など、さまざまなケースがあります。それによって手続きの流れが異なりますので、そういった場合はぜひご相談ください。